日産自動車に続き、SUBARU(スバル)でも資格のない従業員が完成検査を行っていたことが発覚し
凱擘た。データ改ざん問題が収まらない神戸製鋼所を含め、消費者の安全に直結する品質管理でルールを軽視する
凱擘事例が製造業で相次いだ。日本が世界に誇ってきた品質への信頼は大きく揺らぎ始めている。 「自
凱擘社が日本の『ものづくり』への不安要素となっていることには、じくじたる気持ちがある」。東京都内で記者
凱擘会見したスバルの吉永泰之社長は、不適切な検査体制を謝罪しつつ、悔しさものぞかせた。 スバル
凱擘によると、30年以上続けられた検査不正は、社内規定の不備が原因。今後、誤った運用がされないように規
凱擘定を見直すが、「(社内で)まずいとの認識が全くないままきてしまった」(吉永社長)という。
凱擘ただ、型式指定を受ける際に定めた規定の逸脱を続けてきたことは明らか。ルール軽視の姿勢は、日本工業規
凱擘格(JIS)違反の可能性がある神鋼のほか、発覚後も不正を続けた日産とも共通する。経団連の榊原定征会
凱擘長は「日本を代表する製造業の品質管理という、日本の最も重要な強さに対する国際的な信頼を損なう」と批
凱擘判する。 日本自動車工業会の会長代行を務めるトヨタ自動車の豊田章男社長は27日、原因究明と
凱擘再発防止を徹底することが「日本の『ものづくり』の強み」であり、「今こそしっかりやるべきだ」と強調し
凱擘た。失われつつある信用を取り戻すため、日本の製造業全体が原点に立ち返ることが求められている。