群馬県に国内唯一の自動車生産拠点があるSUBARU(スバル、東京都渋谷区)は27日、太田市内の2工場で国の規定に反して資格を持たない従業員に、出荷
凱擘前の新車の最終検査をさせていたと発表した。再検査が必要となる約25万5000台のリコール(無料の回収・修理)を近く国土交通省に届け出る。対象は全車
凱擘で、50億円強の費用を見込む。無資格検査の発覚は9月の日産自動車に続き2社目で、自動車業界への不信が強まりそうだ。最終検査をメーカーに一任する国の
凱擘度の在り方も問われる。◎日産と二重苦/安全性心配/影響想像つかず SUBARU(スバル、東京都渋谷区)の太田市内の2工場で無資格検査が
凱擘覚した27日、地元の取引先企業や経済界、スバル車のファンに衝撃が走った。群馬県製造業をけん引し、「安心と愉しさ」を売りに販売を拡大してきた地元企業
凱擘不祥事に落胆する声が聞かれた。 スバルに部品を納めている市内のメーカーの60代の男性社長は「品質面が長年認められてきた企業だけにとても残念
凱擘ならない」と唇をかんだ。日産自動車にも部品を供給する別のメーカーは、日産が国内向け車両の出荷を停止した影響で生産量が約2割減った。30代の男性経営
凱擘は「スバルまで影響が出たらうちはダブルパンチだ」と頭を抱えた。 太田商工会議所の正田寛会頭は「事実であれば残念」とし、「スバルは真面目な会
凱擘なので適切に対応するはず。心配はしていない」とコメントした。 ファンもショックを隠さなかった。40年以上スバル車に乗り続け、現在も自宅で4
凱擘所有する市内の男性(78)は「安全安心の車作りをするスバルは地元の誇りだったので大変ショックだ」と肩を落とした。信頼回復に向け徹底的な体制の見直し
凱擘求めた上で「培ってきた高い技術を絶やさぬよう今後も応援したい」とした。 半年ほど前にスバル車を購入した市内の女性(37)は「地元企業だから
凱擘スバルの車を選んだが安全性が心配だ。車は安い買い物ではないので、厳しい目で企業としての対応を見ていきたい」と話した。市内の男性(29)は「売り上げ
凱擘好調と聞いているが、そんなことまでしないと事業が回らないのか。CMで安全性をアピールしてたのに、これでは信用できなくなってしまう」と憤った。