配偶者の暴力(DV)を受けている被害者を守るDV防止法が成立し、15年目に入りました。法は改正を重ね、救済の道は広がってきました。女性だけでなく、男性が被害を訴える事例も増えている
http://ve.djr.com.twようです。DVの現状と課題について、2回にわたって取りあげます。■「稼ぎが悪い」「バカがうつる」 東京都内に住む自営業の男性(45)が、2年余り受け続けた妻から
http://ht.bzy.com.tw暴力を明かしたのは3年前の夏だった。妻から逃れて自宅を飛び出すと、警察官が立っていた。 「どうしました?」 男性は重い口を開いた。 前夜、酔って帰宅した妻の
http://sa.cmx.com.tw携帯電話にメールが着信した。差出人は知らない男の名前で、直前まで会っていたことがうかがえる内容だった。気配で目を覚ました妻が「携帯を返せ」と飛びかかってきた。服を引き裂かれながら近
http://ci.goy.com.twの公園へ逃げ、一夜を明かして帰ると妻は再び逆上。その騒ぎを聞いた近所の人が110番通報をしたのだった。 1歳上の妻とは2008年に結婚した。精神的に不安定で、目の前で手首を
http://sa.cmx.com.tw切られたこともある。「自分が支えなければ」と結婚に踏み切ったが、10年ごろから暴力が始まった。毎月20万円の生活費を渡しても「稼ぎが悪い」とののしられ、料理をすれば「まずい」と言わ
http://ci.goy.com.tw、トイレ掃除をしても「汚い」と責められた。自宅で仕事中に蹴られてけがをし、完成間際の作品を壊された。 常に身構えるようになり、抜け毛が増え、吃音(きつおん)にも悩んだ。周り
http://ve.djr.com.twから「奥ゆかしい」と評される妻の素顔は誰にも言えなかった。だが、警察官に明かしたその日のうちに別居。2年越しの裁判で昨年春に離婚が成立した。役立ったのは、逃れた公園で撮影した浮気の
http://ht.bzy.com.tw拠となるメールと警察官が聴取した記録だった。「慰謝料は請求できたが、一刻も早く離婚したくて諦めた」と男性は振り返る。あの夏、警察官に会わなければ、孤立したままだったかもしれない。