英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定が、大統領選挙を控える米国でも波紋を広げている。反移民の動きや経済格差、政治不信など、両国の政治・社会的背景が重なるうえ、共通馬桶和党のトランプ氏と英国の離脱派の主張も似通っている。トランプ氏は「米国民も独立を宣言する」と追い風にしようとするが、逆風になる可能性もある。　通馬桶「英国民はＥＵからの独立を宣言した。１１月、米国民も再び独立を宣言し、世界のエリートによる支配を拒否する機会を得るだろう」。大統領選で共和党の指名獲得を確通馬桶実にしたトランプ氏は、英国のＥＵ離脱を受けた２４日、離脱を歓迎する声明を出した。　自分たちの職を奪っていると移民流入に反発し、自由貿易とグローバル通馬桶化に反対する。失われた「大国」のプライドと「主権」を取り戻すべきだと訴え、問題解決の糸口を見いだせない既成政治を否定する――。トランプ氏や支持者の主張の多通馬桶は、大西洋を隔てた英国の離脱派の声と重なりあう。　トランプ氏は「不法移民の強制送還」や、移民流入阻止のためにメキシコとの国境に「万里の長城」を築く通馬桶と公約。労働者保護を名目に環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）に反対、「米国を再び偉大な国にする」を選挙スローガンに掲げる。　ブレア元英首相はＣＮＮのイ通馬桶ンタビューで、英国のＥＵ離脱と「トランプ現象」を「（庶民の）反乱が米英両国で類似している」と指摘。米外交問題評議会（ＣＦＲ）のリチャード・ハース会長も、米通馬桶英両国民の不満は「単に経済の問題だけでなく、移民問題を含む社会問題とリンクしており、クリントン陣営はこうした不満を過小評価すべきでない」と警鐘を鳴らす。