<第93回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・6キロ) 関東学生連合の照井明人(東京国際大4年)が、10区で“幻の区間賞”となった。関東学生連合はオープン参加のため参考記録となるが、1時間10分58秒の快走。区間賞だっ
通水管た順大・作田直也(4年)の1時間11分0秒を2秒上回った。昨年は東京国際大の3区を務めて区間13位。2年前の冬、青学大や東洋大に“出稽古”して、学んだ教訓を糧に成長し、オープン参加で初となる区間1位の快挙を達成した。【写真】10区リ
通水管ル区間賞の順大作田は「もらっても微妙」 青学大の独走優勝ムードが漂う10区。その最後方から価値ある“幻の区間賞”が生まれた。照井は一斉スタートで走り始めた。10キロ付近。運営管理車に乗る東京国際大・大志田監督から声が飛んだ。「(区間
通水管トップより)30秒速いぞ!」。勢いは衰えることなく、フィニッシュテープを切った。予選15位で箱根路にチームで立てなかった男の刻んだタイムは1時間10分58秒。参考記録だが、10区を走った21人の中で最速。オープン参加での区間1位は初だった。
通水管 照井 奇跡。区間記録を狙っていたけど、本当に取れるとは思ってなかった。予選会に落ちた悔しさを出せました。 箱根で伝統校、強豪校を倒すべく東京国際大に進んだ。その志は絶たれたものの、仲間から託されたマスク、薬などを持参して箱根
通水管に臨み、個人で最後に強烈な印象を残した。記録には残らない。「そういうルール。(記録が)あったらいいんですけど」と苦笑いしながら、本音ももらした。 2年前の冬。青学大と東洋大の合宿にチームメートと短期的に参加した。練習への意欲、質、睡
通水管、食事。すべての面で差を痛感させられた半面、最高の教科書にもなった。その経験を自分の大学に持ち帰った。 まず青学大の「目標達成シート」を導入した。月に1度、目標を設定。実行計画、目標達成に不足したことを具体的に記した。それを選手の前
通水管で発表。目標達成シートは寮の玄関に張った。課題を明確にした。 4年で主将になると、ペース走も東洋大の基準にした。これまでは20キロを1キロ3分20秒前後だった。ただ東洋大が3分5秒でやっていると知ると、妥協しなかった。取り入れたもの
通水管、自分もきつい。ただ意地があった。「背中で引っ張ってペースをつくろう」と無理もした。すると知らぬ間に「スピードもスタミナもついた」。大学2年時、1万メートル自己記録は29分27秒53。昨年11月の記録会では29分6秒8。飛躍的に成長した。