NHK大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺（ばなし）」の前半の主人公・金栗四三（かなくり・しそう、中村勘九郎さん）の幼少時代を演じる子役に、演技経験のない“通水管素人”が起用されていることが13日、分かった。金栗四三の地元・熊本県出身の久野倫太郎君で、撮影当時の年齢は7歳。同局の大河ドラマや朝ドラ（連続テレビ小説）では、子役通水管演技レベルの高さが近年、話題に上がることも多いが、倫太郎君は全国規模で開催されたオーディションを経て、異例の抜てきとなった。【写真特集】父はあのバイプレーヤ通水管ーズ俳優！！　金栗四三の知られざる少年時代とは？　　　　ドラマのチーフ演出・井上剛さんによると、オーディションには当然プロの子役も参加。全国で「1000から通水管500（人）くらいに会ったり話をした」といい、「主人公が持っている独特の“田舎もん”な感じや素朴さ。作っていない感じ。何色にも染まっていない子を探していたら、やっと通水管後の最後で見つかったのが“素人さん”だった。どうしようかなって思ったんですけど、“ま、いいか”って（笑い）。あとは地元の子というのも大きかった」と経緯を明かしている通水管。　井上さんによると、撮影現場では倫太郎君に「台本も渡さなかった」といい、「幸いそんなにもせりふがなかったんですけど……うまいこと導きながら撮っていった。だ通水管ら、すごい（倫太郎君の）素の部分が出て、大人の俳優もすごく刺激される。『そんな新鮮な顔をするんだ』とか、プロの役者さんにはない魅力がすごくよかった」と振り返った。 #=========#