鉄道人身事故のおよそ半数は自殺だ。首都圏に限ると自殺の割合は約6割に高まり、安定輸送に大きな影響が出ていることは、鉄道ユーザーが経験している通りだ。
通水管全国では最近10年間(2005年度~14年度)で少なくとも約6000件の鉄道自殺が発生したことが、国土交通省の「運転事故等整理表」の集計から明らかに
通水管なっている。この詳報については過去3回(6月1日、13日、22日)の鉄道自殺記事を参照してほしい。 一方で、鉄道各社は自殺対策よりは人身事故対策とし
通水管、「ホームドア」を設置する対策を進めている。国交省の資料によると、2016年3月末時点で665駅にホームドアやホーム柵が設置された。しかし、通勤ラッ
通水管シュを日々経験している都会の鉄道ユーザーにとっては、全体的な安全・安定輸送という目標にはまだ遠いというのが実感だろう。【図表】「山手線」駅別
通水管のホームドア設置効果■ 74件から0件へ! 驚きの効果 それでも、ホームドア設置駅の状況を個別にみると、ホームドアの自殺予防(抑止)
通水管果は想像以上に大きい。 JR山手線では2016年3月末までに、全29駅のうち23駅でホームドアの設置が完了した。最初に設置されたのは2010
通水管年6月の恵比寿駅だ。新しいものは2016年2~3月に設置された神田駅と日暮里駅。ホームドアの設置が本格化したのは2013年からだ。設置前と直接比較で
通水管きるほど時間が経っていないが、この23駅で比較すると、設置前までは計74件(2005年度以降)発生した自殺件数は、設置後に1件も起きていない。