【岩佐淳士、バンコク西脇真一】タイは14日、プミポン国王(88)の死去を受け1年間の服喪期間に入った。長男のワチラロンコン皇太子(64)に王位が継承される方針が速やかに示
通馬桶され、国内に混乱は起きていない。だが、皇太子が国王としてどのような治世を行うかは不透明で、人々は王位継承をめぐる動きを固唾(かたず)をのんで見守っている。【プミポ
通馬桶ン国王死去から一夜明け、喪服に身を包み通勤する市民】 プラユット暫定首相は13日夜、テレビ演説で皇太子が即位すると明らかにした。2014年のクーデター後に制定され
通馬桶た暫定憲法によると、内閣の通知を受けた暫定議会議長が議会を招集し、皇太子に即位を要請。その後、国民に公示する手順になっている。 現軍政は、皇太子への王位継承をにら
通馬桶んだとみられる動きを進めてきた。皇太子は昨年、国王とシリキット王妃(84)の誕生日を祝う2度のサイクリングのイベントを実施することで、国民に対し存在感をアピール、プラユッ
通馬桶氏らも参加して協力した。 ただ、プラユット氏は皇太子に拝謁後、記者団に皇太子が「国民と共に哀悼する時間を持ちたい」と、即位を遅らせるよう求めたと述べた。チュラロン
通馬桶コン大のチャイワット・カムチュー教授は「悲しみに暮れる国民の感情に反することになるので、王位継承を急がず、時間を置くのはよい判断だ」と話す。 しかし、王位継承をめ
通馬桶ぐっては国民に人気の高い次女のシリントン王女(61)を推す声もあったとされる。軍、政府内部は一枚岩とは言えず、別の政治学者は「『シリントン派』を警戒する皇太子周辺にとって
通馬桶王位継承まで空白期間が生じるのは得策ではないはずで、意図が読めない」と言う。憲法では、即位要請などがなされていない間は枢密院議長が暫定摂政を務めることになっている