札幌市豊平区の飲食店などが入る建物で16日夜に発生し42人が重軽傷を負った爆発事故で、飲食店の隣にある不動産店舗の従業員が「大量の除菌消臭スプレー缶のガス通水管抜きをした後に爆発した」と話していることが、捜査関係者への取材で判明した。不動産店の損傷が特に激しいことから、北海道警は、このガスに何らかの原因で引火した通水管可能性が高いとみて調べている。【写真特集】飲食店付近で爆発　けが人多数か　札幌市　道警は17日午前、建造物等失火の疑いで現場検証を始めた。道警と市消防局によると、爆発があった「酒井ビル」は木造2階建てで、延べ床面積は約360平方メートル。出火から5時間以上たった17日午前2時10分に鎮火した通水管。　1階は南側から不動産仲介業「アパマンショップ平岸駅前店」、飲食店「海さくら平岸店」、整骨院の3店が棟割りで入居していた。不動産店と飲食店の2店通水管部分が倒壊し、特に不動産店は跡形もないほど崩れて建物は全焼した。道警は不動産店で爆発が起き、飲食店が爆風と火災の被害を受けたとみている。このほか、周辺のマ通水管ンションや店舗など19棟に、窓ガラスが割れるなどの被害が出た。　捜査関係者によると、不動産店の従業員が「100個以上の除菌消臭スプレー缶のガスを抜通水管いた後、手を洗おうとしたら爆発した」と話しているという。　道警などによると、当時店内には従業員2人がおり、30代の男性従業員が顔にやけどを負い重傷通水管。両店の従業員、客を中心に1歳から60代までの計42人がけがをした。17日朝までの捜索活動や関係者への聞き取りなどでは、行方不明者は確認されていない。 #=========#